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予防・メインテナンス

当医院では、予防やメインテナンスを積極的に行っています。

歯科治療のほとんどが「どのような方法で治療するか?」ということに興味を持たれますが、歯科治療の一番の目標は「生涯にわたって自分の歯で食事をすること」だと思っております。
そのためには、「歯を守る」つまり、「口腔内を清潔に保ち、疾患を生じさせないこと」が一番だと考えているからです。

口腔内は複雑形態をしているので、歯ブラシがうまく届かず磨き残しが生じたりします。
このような磨き残しが長期間存在していると、そこから齲蝕や歯周病になるリスクが格段に上がってしまいます。
そのため、患者さんが日頃ケアしにくい部分などを私達が定期的サポートし、疾患を未然に防ぐように心がけています。また、その際に口腔内全体を確認いたしますので、疾患の早期発見にもつながります。

当医院では、口腔内の健康のサポートを行っていく際に、歯の表面を傷つけずに汚れが除去できる機械を用いて行っています。清掃後には歯の表面のコーティングにより着色や汚れがつきにくい環境を整え、フッ素による虫歯予防も同時に行います。

超音波スケーラーとパウダーメインテナンスが行える装置。
超音波は出力の調整が細かく行えるため、歯肉縁下(歯肉の中)まで挿入してもほとんど痛むことがありません。
パウダーメインテナンスは、25μのアミノ酸の粒子を吹き付けて細かいところまで汚れを除去していきます。
細菌の塊(バイオフィルム)を除去し、歯の本来の表面に仕上げます。

予防はできるだけ早い段階から行っていくことも大切な要素の一つだと考えています。
口腔内を清潔に保つためには、「清掃しやすい環境を整える」ことが必要だからです。

症例 48歳男性

48歳 男性。
歯が重なりなっているため、清掃がしにくそうな口腔内環境。
清掃しにくいからといって必ず疾患が生じるわけではないのですが、
このような環境にさせないことも予防の一環として必要ではないでしょうか?

9歳 女の子。前歯が重なり合って萌出してきました。
このままの状態にしておくと、前歯が重なり合うことが予想されます。
見た目の問題もあるかもしれませんが、将来的に清掃しにくい環境になると思われます。
この時期から少しでも環境を整えることを考えて行く必要があると思っています。

子供の場合、成長発育があるので少しでもいい方向に行くようにしてあげるように手助けをしてあげます。(装置は就寝時のみ使用)

症例 12歳
症例 12歳

12歳になったときの状態。前歯部重なりはなくなり、一般的な歯列に改善した。
もちろん、清掃をしなければこのような歯列でも疾患は生じますが、清掃しやすい環境は整えられ、リスクは軽減できたと思われます。
(すべての症例が夜間のみの使用で改善できるわけではありません。)

すべての症例で矯正や正常歯列しなければならないということではありません。
なぜなら磨きにくい環境だからといって歯が保存できないということでもないからです。
あくまでリスクを軽減して「歯を守る」ということを色々な面からサポートをさせていただき、口腔内の健康維持に寄与したいと思っております。

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